大腸カメラの準備は大変です。
まずは腸管洗浄液を内服して、腸管を完全に洗浄する必要があるからです。
当院のアンケートでも大腸カメラで「辛かった」と回答されるひとはいます。
それは「下剤(腸管洗浄液)の内服」が辛いひとが存在するということです。
95%のひとは問題なく飲めます。昔に比べれば、味も量も改善されています。
しかし当院では様々なタイプの腸管洗浄液を用意しています。
当然ながら、患者さんの背景や味の好み、持病、年齢などは皆さん違います。
それぞれの状況に個別に対応する必要があるため、腸管洗浄液を可能な限り多数用意する必要があると考えてのことです。
「安全・安心」と「下剤を受容してもらう」という2点を最優先に考えてのことです。
当院では腸管洗浄液を「5種類」し用意し使い分けています。
・モビプレップ
・ピコプレップ
・ニフレック
・ビジクリア
・マグコロールP
各洗浄液の解説は下記リンクにあります。
「どんなひとに」「どの腸管洗浄液を選択するのか?」
これは基本的には医師の判断で決めていきます。
上記の5種類の下剤を状況に合わせて、医師が腸管洗浄液をテーラーメイドすることは
「安全・安心」な検査には重要だと考えています。