高尿酸血症

高尿酸血症とは

高尿酸血症とは、健康診断などの血液検査で、血中の血清尿酸値が7.0mg/dlを超える状態を指します。特に男性の30~40代に多く、成人男性の20%にみられます。女性は、女性ホルモンの影響で尿酸値が上がりにくいため、全体の5%未満といわれています。尿酸値が高い状態が続くと、足の親指が腫れて激痛を起こす痛風発作が現れます。高尿酸血症は、痛風の他にも全身に尿酸が溜まって起こる腎障害や尿路結石、心筋梗塞、脳卒中といった深刻な合併症を引き起こす恐れがあります。
健康診断などで高尿酸血症や腎障害を指摘されたら、そのまま放置せずに早めにご相談ください。

高尿酸血症の原因

 尿酸は、体の細胞内に存在するプリン体から産生されます。プリン体によって作られた尿酸は、体内で一定の量が貯められ、余分な尿酸は体外に排出されます。体内で、不要な尿酸が体外へ排出されにくくなったり尿酸が過剰に作られると、尿酸値が基準の数値を超えて高尿酸血症と指摘されます。
過食、運動不足、家族性の遺伝的素因、アルコールの過剰摂取、ストレスなど様々な原因が考えられます。また、服用している薬の副作用によって高尿酸血症になることもあります。

高尿酸血症の診断

血液検査で、血清尿酸値が7.0㎎/dlを超えると高尿酸血症と診断されます。尿酸値の数値は日々変動するため、健康診断で数値の異常を指摘された方は、当院で再検査を行います。
高尿酸血症の指摘された方は、腎障害や高血圧、肥満、脂肪肝、脂質異常症などの合併症を起こす可能性があるので、これらのスクリーニング検査も併せて行います。

高尿酸血症の治療

尿酸値が7.0㎎/dlを超えても、すぐに薬による治療が必要とは限りません。まずは、生活習慣を見直して、尿酸値の数値を定期的に確認しながら経過観察を行います。痛風発作を起こした方、尿酸値の数値が8.0㎎/dlを超えて尿管結石や腎機能障害、高血圧症、狭心症、糖尿病、心筋梗塞、メタボリックシンドロームなどの合併症がある方、合併症が無くても尿酸値が9.0㎎/dl以上の方に関しては、薬物療法が必要となります。

痛風発作の時の治療

痛風発作が起こった時は、コルヒチンまたは非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)を内服します。発作が起こった時は、痛みが起こっている部分を心臓よりも高い位置にして患部を冷却して安静にします。 発作が起こっている期間は、尿酸値を下げる薬の服用はしません。発作は、1~2週間続くこともあります。発作が治まってから薬の治療を始めます。尿酸値をすでに服用していて、発作が起こった場合はそのまま服用を続けます。

食事療法

プリン体が多く含まれる食品を控えることが大切です。 レバー、牛ヒレ肉、豚肉、カツオ、エビ、イワシやアジの干物にはプリン体が多く含まれているので、これらの食品を控え、野菜や海藻類などアルカリ性の食品を多く摂るように心がけましょう。 お酒(特にビールなど)を控えるとともに、水分を多く摂って尿からの排出を促しましょう。適度な運動も大切ですが、筋トレなどの激しい運動は、逆効果の恐れがあるので注意が必要です。

リフィル処方箋に対応

当院では、高尿酸血症や痛風発作の症状が有る患者様を対象に、リフィル処方箋の外来対応を行っております。リフィル処方とは再利用ができる処方箋のことを指します。高尿酸血症や痛風発作の症状がある患者様は、通常よりも多く通院する必要がありますが、リフィル処方なら通院頻度を減らすことができるので患者様の負担軽減につながります。
リフィル処方は、担当医の診察によって発行を行っております。気になる症状をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

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