検査中にうんちが漏れる可能性
大腸カメラを受ける際に、うんちが漏れることを心配される方もいるかと思います。
しかし、検査前に下剤を飲んで腸内をきれいにするため、検査中にうんちが漏れることはほとんどありません。
もし残っているものがあっても、カメラで吸引することで対応できます。
仮に少量の液体が漏れる場合でも、施設にはシャワーが用意されているため、安心して検査を受けることができます。
検査中に尿が漏れる可能性
尿については、大腸カメラ検査中に漏れることは基本的にありません。
検査前に下剤を飲む際、事前に排尿を済ませておくことで、検査時間中に大量に溜まることは避けられます。
そのため、尿漏れの心配もほとんどないと言えます。
大腸カメラ検査のときにお腹の中にあるもの
検査前の下剤によって腸内はほぼ水のような状態になります。
普段の便のような固まりはなく、検査開始時点では腸内がきれいになっていることが確認されています。
ただし、普段便秘気味の方や、憩室という腸のくぼみがあると便が溜まりやすく、少量の便が残ることもありますが、カメラで吸引して対応します。
内視鏡の吸入機能
大腸カメラには吸引機能があり、腸内に残っている便や液体を吸い取ることができます。
下剤服用時に意識してほしいこと
下剤を服用する際には、以下の点に注意することが重要です。
- トイレへのアクセス
内視鏡検査に慣れていない方は当院に来てから下剤服用をおすすめしています。
自宅で下剤を服用する場合には、すぐにトイレに行ける環境を整えておくことが大切です 。
- 服用スピード
下剤の服用スピードは決められた通りに守ることが重要です。ゆっくりと服用することで、漏れを防ぐことができます。
これらの注意点を守ることで、下剤服用時の不安を軽減し、安心して大腸カメラ検査を受けることができます。
文章 ~医師 杉山~