胃カメラのつらさ
胃カメラの検査では、カメラが喉から胃の中に入るため、飲み込む際に違和感があります。また、胃の内部にはしわがあり、それを広げるために空気が送られるため、お腹が張る感覚もあります。ただし、眠っている間に検査を受ける場合は、このつらさを感じることはありません。
大腸カメラのつらさ
大腸カメラの検査では、カメラが肛門から大腸に入るため、押されるような感覚やお腹の中で引っ張られるような痛み違和感があります。同様に、眠っている間に検査を受ける場合は、これらのつらさを感じることはありません。
検査の目的
胃カメラでは、食道、胃、十二指腸の状態を観察し、食道がん、胃がん、ピロリ菌などの疾患を調べます。一方、大腸カメラでは大腸の粘膜を調べ、ポリープや大腸がんなどの異常がないか調べていきます。 両検査とも眠っている間に行うことができるため、若い方ですと18歳からご高齢の方まで幅広い年齢層の方が受けることができます。
同時に受けるメリット
同日に胃カメラと大腸カメラを受けることで、検査時間を短縮できます。また、個別の日に行う場合よりも拘束時間が短くなり、忙しい方にも利便性が高いです。 ですが同時に受ける場合には、眠るお薬の量が増えるため、一般的に70歳未満の方が対象となります。 胃カメラと大腸カメラの検査はどちらも重要ですが、同時に受けることで効率的に検査を終えることができます。健康診断などで検査が必要な場合は、医師の指示に従い、適切な検査を受けることが大切です。
文章 ~医師 岩崎~