ストレスで腹痛に悩んでいる方必見!
現役の医師が「ストレスと腹痛」の関係性について詳しく解説してみました
こんにちは!
ストレスが溜まるとお腹が痛くなることありますよね。
でも何でストレスが溜まるとお腹が痛くなるのでしょうか?
そこで今回は「ストレスと腹痛」について現役医師が詳しく解説していきます!
ストレスと腹痛って関係あるの?
ストレスと腹痛には深い関係があります!
当院にも、ストレス由来の腹痛で悩まれている患者様が数多くいらっしゃいます。
ストレスによる腹痛はIBS(※)という病気を発症している可能性が高く、その場合は便秘や下痢などの便通異常を伴うケースが大半です。
※IBS(過敏性腸症候群)とは?
炎症・潰瘍・内分泌異常などが認められないにも関わらず、慢性的に腹痛や下痢、便秘などの便通異常が生じる病気です。ストレスによる腹痛で悩まれている患者様の多くがこのIBSを発症しています。
ストレスで腹痛が生じる流れ
ストレスによる腹痛は下記のような流れで発症します。
- ストレスを受ける(精神的ストレス・栄養的ストレス)
- 腸内フローラ(※)のバランスが崩れる
- IBS(過敏性腸症候群)になる
- 便秘や下痢になる
- 腹痛が生じる
※腸内フローラとは
腸内フローラとは私たちの腸内に存在する多種多様な細菌のことを指します。
その数なんと、約1,000種100兆個とも言われており、これら様々な細菌がバランスをとりながら腸内環境を良い状態に保っています。
メンタルが落ち込んでいるときの腹痛
会議前の腹痛、下痢などはストレスによるIBS(過敏性腸症候群)の可能性が高いです。
夜になると腹痛になる原因
夜は副交感神経が優位になるため、基本的にはお腹の動きは良くなります。
しかし不眠などのストレスにより、夜になると腹痛症状が出る場合があります。
そのため、不眠は腹痛を始めとした消化器症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
自分で出来る対処法
お腹を温めていただくことで腹痛症状の緩和が見込めます。
お腹を温めることで血流が良くなり、腸管の動きが活発になるためです。
また、副交感神経が優位になるためリラックス効果があります。
突発的な腹痛に見舞われた際は、お腹を温めることを意識してみてください。
診断方法
先ずはどこが痛むのか問診をしていきます。
右下のお腹が痛むのであれば、虫垂炎を疑い虫垂炎の切除歴を聞きます。
右側のお腹が痛むのであれば、大腸憩室炎が疑われるので、採血をしたうえで炎症反応を確認します。
血便や下痢の症状がある場合は、経過が短ければ感染性腸炎が考えられます
経過が長い場合は潰瘍性大腸炎やクローン病などの疑いがあるため、内視鏡検査(大腸カメラ検査)で粘膜の状態を観察し原因の特定をします。
病院へいく目安
腹痛の症状で少しでも悩んだら当院までお越しいただければと思います
痛みに悩んでいるのであれば、その時点で消化器に異常が生じています。
ご自身の判断で痛みを我慢してしまうと、症状が悪化する場合がございますので
お早めに医師による診察と適切な治療を受けていただくことをおすすめしています。
終わりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
当院は内視鏡専門クリニックとして、1人でも多くの方々に、
大腸カメラ検査を苦痛なく快適に受けていただけるよう努めております。
初めて大腸カメラ検査を受けられる方も、既に受けたことのある方も是非お気軽にご相談ください。皆様のご来院、お待ちしております!