EIRL Colon Polyp とは
仙台消化器・内視鏡内科 はじめのクリニックでは、内視鏡検査におけるがんの見逃し防止対策として、EIRL Colon PolypというAIシステムを導入しています。
EIRL Colon Polypは、大腸内視鏡検査中に通常の白色光モードで取得された大腸内視鏡画像情報から、大腸ポリープの候補を検出するAIシステムです。検出時には、メイン画像の四隅を囲むアラート枠を表示した後、ポリープ候補領域の四隅を囲む矩形を表示し、医師の診断をサポートします。
解析結果表示の流れ
◆ポリープ候補領域の検出
・大腸内視鏡画像からポリープ候補を検出
・メイン画像の四隅にアラート枠を表示
◆フォーカス表示
・アラート枠がポリープ候補領域に向かって徐々にフォーカス
◆最終表示
・ポリープ候補領域の四隅を囲むボックスを表示
・複数のポリープ候補がある場合は、それぞれにボックスを表示(最大6箇所)
・過去の検出ボックスのキャプチャ画像も表示可能(最大3画像)
EIRL Colon Polypの特長
1. コンパクトな機器
・内視鏡検査室の導線を邪魔しないコンパクトサイズの機器にインストール可能
・内視鏡トロリー上にも設置可能
・小型機器で AI を稼働させる高度な解析アルゴリズムを採用
2. 高品質な学習データ
・大学病院で収集した豊富な症例画像を使用
・専門医によるダブルチェックを実施し、精度の向上を実現
3. 医師の使いやすさを重視した UI
・ポリープ候補が複数ある場合、それぞれに識別ボックスを表示
・視認性を考慮したボックスの形状や色を採用
・過去の検出キャプチャ画像を表示し、見逃しを防止
4. 遅延のないリアルタイム AI 表示
・検査映像と解析結果をメインモニター上で同時に表示可能
・特殊技術により解析結果をリアルタイムで重畳表示し、スムーズな検査を実現
・高速処理技術を採用し、ボックスの追従性も医師から高評価
まとめ
当院では、AI技術を活用し、より精度の高い大腸内視鏡検査を提供しております。がんの早期発見・予防のために、ぜひ当院の内視鏡検査をご利用ください。
引用元
EIRL Colon Polyp製品案内ページ:https://eirl.ai/ja/eirl-colon_polyp/
記事担当 広報部 篠佑美