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食道裂孔ヘルニア

 

【食道裂孔へルニア】

胸とお腹を隔たてているのは横隔膜です。そこには大動脈や大静脈、食道を通すための「孔」が空いています。

食道裂孔ヘルニアとは、食道が通る「孔」を通って腹部の臓器が、胸へと飛び出している状態をいいます。

飛び出す臓器は、多くは胃です。

軽症も含めると、疾患の頻度は非常に高く内視鏡検査だと10-30%のひとに認められます。

多くは無症状で経過しますが、胃酸が食道に上昇しやすいため、逆流性食道炎の誘因になることがしばしばです。

逆流性食道炎を併発すると「胸やけ」「つかえ感」「胸痛」などが症状として現れます。

腹部臓器の脱出の程度が強い場合は「胃の捻転」などにより致死的な状況に陥ることもあります。

軽症の場合は基本的には治療の必要はありません。

 

逆流性食道炎の症状が強い場合は制酸剤(PPIなど)を処方します。

またバレット食道の危険因子であり、定期的な内視鏡検査をお勧めします。

胃の捻転などの合併症が併発したものは、外科的手術を行うことがあります。